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ワーホリからスポンサー就労へ:482ビザは国内から申請できる?

Tips · 2026-11-03 · 8 min read

日本人の若い女性がオーストラリアのカフェで、店主とノートパソコンを前に書類を確認している。

ワーホリで働いている間に「このまま482ビザに切り替えたい」と思っても、417が自動的に482へ変わるわけではありません。482は雇用主がスポンサーとなって申請する別のビザで、雇用主の指名、職歴、英語、書類がそろって初めて申請できます。この記事では、417と482の違いと、国内から申請を考えるときの流れを整理します。

ワーホリと482ビザは、何が違う?

417は、休暇を主な目的に短期の仕事ができるビザです。482は、豪州の雇用主が、条件に合う豪州の働き手を見つけられないポジションを埋めるために、技能のある人をスポンサーする一時ビザです。内務省はこのビザに、Core Skills、Specialist Skills、Labour Agreementの3つの区分があると案内しています。

項目417(ワーホリ)482(Skills in Demand)
働ける先どんな短期の仕事でも可。通常は同じ雇用主のもとで6か月まで指名された職種で、指名した雇用主のもとだけ
仕事との関係仕事が滞在の主な目的なら、就労ビザを検討するよう内務省が案内雇用主が人手を埋めるために指名する
申請に必要なもの本人の申請が中心雇用契約書、在職証明、CV、医療保険の証明など
就労できる期間12か月の滞在が基本スポンサーのもとで最長4年

日本のパスポートで最初の417を申請できるのは18歳から30歳の人です。一方、482に今回ご紹介する条件の中に年齢の上限はなく、見られるのは職歴と雇用主の指名です。

417の制限と、就労ビザを考えるタイミング

内務省の417の案内ページでは、同じ雇用主のもとで働けるのは通常6か月までとされ、学べるのは4か月(17週)までです。さらに、滞在の主な目的が仕事なら就労ビザを検討するよう書かれています。

同じ職場で長く働きたい、専門の仕事を続けたい、という気持ちが強くなってきたら、それが切り替えを考えるサインです。ワーホリの期間が残っているうちに雇用主と話を始めておくと、準備の時間が取れます。

また、内務省は、417の付与後に別のビザ(たとえばeVisitor)が付与されると、ワーホリビザとその就労資格は、そのビザが付与された日に終わると説明しています。別のビザを申請する前に、今のビザの就労資格がどうなるかを、公式ページで確かめてください。

482を国内から申請するときの条件

内務省の482 Core Skillsの案内ページによると、482は豪州の国内でも国外でも申請できます。ただし、入国審査の最中は申請できません。国内から申請するなら、substantiveビザかブリッジングビザA・B・Cを持っている必要があります。

417がこの条件に当たるかは、公式ページや申請画面の案内で、ご自身の状況に合わせて確認してください。この記事では、個別のビザ状況についての判断はしません。

もう一つ大切なのは、482が特定の職種と雇用主に結びつく点です。内務省は、482の保有者が働けるのは指名された職種だけで、働き先も指名した事業者(場合によっては関連する事業体)だけだと説明しています。他の職場に移りたいときは、条件を確かめてから動く必要があります。

申請前にそろえる流れ

  1. 雇用主がスポンサーとして指名してくれる職種かどうかを、求人票や面接で確かめます。ビザスポンサー付きの求人は、JobsAbroad Japanの求人一覧でも探せます。
  2. 職種の経験が足りているか見ます。内務省は、指名された職種か関連分野で、直近5年以内に少なくとも1年の経験を求めています。パートやカジュアル勤務は、合計でフルタイム換算12か月以上になる必要があります。
  3. 職種によっては技能審査(スキルアセスメント)が必須です。TRAまたはVETASSESがあたる場合があり、ビザの申請を出す前に始めておかないと申請が有効になりません。
  4. 英語の証明を用意します。英語の試験は、申請の3年前以内に受けたものが対象です。
  5. 在職証明、英文CV、雇用契約書、医療保険の証明をそろえます。日本語の書類は英訳をつけ、原本と訳文の両方を出します。
  6. 雇用主が指名と申請の準備を進めたら、内務省の案内に沿って申請します。

482の技能審査は、申請の前3年以内に受けたか、始めたものでなければなりません。審査機関や必要書類は職種ごとに違うため、職種が決まったらすぐに公式ページで確認しましょう。

英語、CV、在職証明で見られること

英語は、IELTSならAcademicでもGeneral Trainingでも、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのそれぞれが5.0以上です(2025年9月13日以降に受けた試験の場合)。PTEやOETなど、ほかの試験の基準点も内務省の英語要件のページに出ています。詳しくは、当サイトの482ビザの英語要件の解説もご覧ください。

CVには、直近5年以上の職歴と学歴を、日付と役職つきで空白なく書く必要があります。在職証明は、雇用主のレターヘッドで、紹介者の氏名・役職・連絡先、あなたの役職と勤務期間が入っていることが条件です。期間や役職が曖昧だと、技能の水準を示せません。書き方は英文CVの書き方の記事で詳しく説明しています。

英文CVを整えるときは、Build AI CVのようなツールも使えます。日付と役職を一覧にして、在職証明の内容と食い違いがないか見直すのがコツです。

スポンサー代を払わない:費用の線引き

内務省は、スポンサーになってもらうために雇用主へお金を払うことは、給料からの天引きも含めて違法だと説明しています。違反すると、ビザの拒否や取り消し、罰金、場合によっては拘禁もあり得ます。また、482の申請者は、過去3年のうちに、スポンサーの見返りに利益を求めたり、渡したり、受け取ったりしていないことが条件です。

スポンサーや推薦にかかる費用は、すべて雇用主が負担し、本人や家族に回すことはできません。ワーホリと482で誰が何を払うかは、費用の比較記事と雇用主負担の解説にまとめてあります。外務省も、ワーホリの申請代行業者についてトラブルの報告があると注意を呼びかけ、書類の準備を任せきりにせず自分で公式情報を確かめるよう勧めています。

始める前に知っておきたいこと

482ビザの保有者は、豪州に入国、または国内で付与されてから90日以内に雇用を始める必要があります。さらに、ビザの期間中はずっと十分な医療保険に入っていなければなりません。詳しい条件は、482ビザで90日以内に働き始める条件の記事を読んでおくと流れが見えます。

永住への道がまったくないわけでもありません。内務省によれば、482の保有者は、雇用主推薦制度(サブクラス186)で、雇用主から永住権のスポンサーを受けられる場合があります。ただし、これは約束ではなく、雇用主の判断と条件によります。ビザの全体像は、Skills in Demandビザ(482)のガイドにもあります。

よくある間違いと避け方

  • 417が自動で482に変わると思い込む。別のビザなので、雇用主の指名と申請が必要です。
  • ビザが下りる前に、仕事や渡航の予定を固める。内務省も、許可前に旅行や就労の約束をしないよう注意しています。
  • スポンサーを頼むためにお金を払う。違法であり、ビザ全体に影響します。
  • CVの空白や、在職証明の抜けを放置する。期間と役職が合っていないと、技能の水準を示せません。
  • ビザの取得を約束する話を信じる。結果は内務省が決めます。そうした話は、まず疑いましょう。

よくある質問

417ビザを持ったまま、482ビザを国内で申請できますか?

内務省は、482は豪州の国内外どちらからでも申請でき、国内から申請する場合はsubstantiveビザかブリッジングビザA・B・Cの保有が必要と説明しています。自分の417がどちらに当たるかは、公式ページと申請画面の案内で確認してください。

スポンサーになってもらうために、雇用主へ費用を払う必要はありますか?

いいえ。スポンサーになってもらうために雇用主へ支払うことは違法で、ビザの拒否や取り消し、罰金などにつながるおそれがあります。スポンサーや推薦にかかる費用は雇用主が負担し、働く人や家族に回すことはできません。

482ビザの申請に、英文CVと在職証明は必要ですか?

内務省は、CVに直近5年以上の職歴と学歴を日付と役職つきで載せること、在職証明は雇用主のレターヘッドで、紹介者の氏名・役職・連絡先、あなたの役職と勤務期間を含めることを求めています。日本語の書類は英訳を添え、原本と訳文の両方を出します。

482ビザが付与されたら、いつまでに働き始めますか?

内務省は、海外にいる間に付与された場合は入国から、国内にいる場合は付与日から、90日以内に雇用を始めることを求めています。そのため、ビザが下りる前に、雇用主と開始日の見通しを共有しておくと安心です。

482ビザの英語要件は、日本のパスポートでも免除されますか?

免除されるのは、カナダ、ニュージーランド、アイルランド、英国、米国のパスポートを持つ人です。日本のパスポートはこの一覧に入っていません。ただし、英語が主な授業言語の学校でフルタイムで5年以上学んだ人も免除になります。

まとめ

  • 417と482は別のビザで、417から自動では切り替わりません。
  • 482は国内からも申請できますが、保有しているビザの種類の条件を公式ページで確認します。
  • 指名された職種で、直近5年に1年以上の経験が必要です。
  • 英文CV、在職証明、契約書、医療保険、英語の証明を早めにそろえましょう。
  • スポンサーのためにお金を払うのは違法です。費用は雇用主の負担です。

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