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482ビザの費用、雇用主負担はどこまで?スポンサー代を給料から引くと言われたら

Visa guide · 2026-10-25 · 8 min read

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482ビザで雇用主が負担しなければならないのは、スポンサーになるための費用(420豪ドル)、ノミネーション(指名)の費用(330豪ドル)、そして技能育成基金の負担金(SAF levy)です。内務省は、これらを働く人やその家族に回すことを認めていません。働く人が払うのは、自分と家族のビザ申請料(主申請者は4,015.00豪ドル)と、英語試験や健康診断などの準備費用です。スポンサーしてもらう見返りに雇用主へお金を払うことは、給料から天引きされる形でも違法です。

この記事では、費用を「雇用主のもの」「自分のもの」「払ってはいけないもの」の3つに分けて整理し、オファーを受けたときに書面で確かめたい点をまとめます。金額は内務省(Department of Home Affairs)の公式ページの数字で、円には換算していません。

雇用主のお金と自分のお金:費用の線引き一覧

まず全体像です。技能不足ビザ「Skills in Demand ビザ(サブクラス482)」に関わる主な費用を、誰が払うのか、働く人に回してよいのかで並べました。

費用金額(豪ドル)払う人働く人に回せるか
スポンサーの承認420雇用主回せない
482のノミネーション(指名)330雇用主回せない
SAF levy(年商10 million豪ドル未満の事業者)1年またはその一部ごとに1,200雇用主回せない
SAF levy(年商10 million豪ドル以上の事業者)1年またはその一部ごとに1,800雇用主回せない
ビザ申請料(主申請者)4,015.00申請者負担の分け方はオファーで確認
同伴家族の申請料18歳以上4,015.00、18歳未満1,005.00申請者負担の分け方はオファーで確認
英語試験、健康診断、犯罪経歴証明書、生体情報それぞれの機関が定める額申請者負担の分け方はオファーで確認

金額は内務省のスポンサー費用のページとビザ料金表(Visa Pricing Table)に載っているものです。スポンサーとノミネーションの費用は、ストリームや地域によって変わる場合があると書かれています。

雇用主が負担するもの:承認、ノミネーション、SAF levy

内務省は、スポンサーになる費用とノミネーションの費用はすべて雇用主が払うもので、ビザを持つ人やその家族に回すことはできないと定めています。SAF levyについても、申請者に回してはいけないとはっきり書かれています。

SAF levyは「1年ごと」にかかる

SAF levyは、ビザの期間1年ごと(1年に満たない部分も1年として)にかかる負担金です。482ビザは最長4年なので、4年分で考えると、年商10 million豪ドル未満の事業者で4,800豪ドル、それ以上の事業者で7,200豪ドルになります。

小さな事業者が4年のビザでスポンサーする場合、承認とノミネーションを足すと、雇用主側の負担はおよそ5,550豪ドルです。この金額を知っておくと、「スポンサー費用を少し分けてほしい」といった話がなぜ問題になるのかが見えてきます。

ビザ申請料は誰が払う?

内務省が雇用主に負担を義務づけているのは、スポンサーとノミネーションの費用、そしてSAF levyです。ビザ申請料はこの中に入っていません。雇用主が申請料を出してくれるかどうかは雇用主によって違うので、オファーの段階で書面にしてもらいましょう。

家族で行く場合は金額が大きくなります。たとえば夫婦と18歳未満の子ども2人なら、申請料だけで合計10,040豪ドルです。ワーホリとの費用の違いはワーホリと482ビザの費用を比べた予算表の記事で、申請料の見直しについては482ビザの申請料と予算の記事で詳しく取り上げています。

払ってはいけないお金:スポンサーの見返りは違法

オーストラリアでは、ビザのスポンサーになってもらうために雇用主にお金を払うことは違法です。給料から差し引く形でも同じで、ビザの不許可や取り消し、罰金、懲役につながることがあります。

注意したいのは、働く人の側も責任を問われる点です。482ビザの申請者は、過去3年の間に、スポンサーの見返りとして利益を求めたり、申し出たり、受け取ったり、渡したりしていないことが条件になっています。つまり「頼まれたから払った」という場合でも、自分のビザに影響するおそれがあります。

たとえば、次のような話は進めないでください。

  • SAF levyやノミネーションの費用を「立て替え」として最初の給料から引くと言われる。
  • ビザが出たら、給料の一部を現金で返してほしいと言われる。
  • 紹介者や知人の口座に「スポンサー代」を振り込むよう求められる。

雇用主が仕事と引き換えに働く人にお金を払わせるキャッシュバックも、オーストラリアでは違法です。職場の問題は、通訳サービス(TIS)の131 450に電話し、公正労働オンブズマン(Fair Work Ombudsman)の13 13 94につないでもらうと日本語で相談できます。雇用主にはビザを取り消す権限がなく、オンブズマンに連絡してもビザが取り消されることはありません。詳しくはビザ保持者向けのFair Workのページにあります。

払ってよいお金:登録移民エージェントへの相談料と手続き費用

一方で、ビザの相談や申請の手続きを専門家に頼み、その費用を払うことは正当なサービスです。スポンサーの見返りとは別のものなので、混同しないようにしましょう。

オーストラリアのビザについて手続きを手伝えるのは、登録移民エージェント、弁護士、または例外として認められた人だけです。登録移民エージェントは、移民エージェント登録局(OMARA)の登録簿に載っていて、それぞれに登録番号(MARN)があります。スポンサーや家族など例外として手伝える人は、手数料を取ることができません。登録簿の確かめ方はOMARAのページで案内されています。

日本の外務省も、ワーキングホリデーの申請代行業者をめぐるトラブルを注意喚起し、業者を使う場合でも書類の準備を任せきりにせず、政府や大使館の情報を自分で確かめるよう呼びかけています。就労ビザでも考え方は同じです。相談料を払うときは、書面の契約と領収書を受け取りましょう。

オファーを受けたら確かめる手順

  1. オファーの書面に、ビザ申請料と家族の申請料を誰が払うかが書かれているかを確かめる。
  2. 雇用契約の控除の項目を読み、スポンサー費用、SAF levy、ノミネーションの名目で差し引かれるお金がないかを見る。482の申請には、双方が署名し日付を入れた雇用契約書の写しが必要なので、署名前に読む時間を取る。
  3. 手伝ってくれる人が登録移民エージェントなら、OMARAの登録簿で名前とMARNを照らし合わせる。
  4. 自分で払う費用(申請料、英語試験、健康診断、医療保険)を一覧にして、出発前の予算に入れる。医療保険は、滞在中ずっと十分な保険に入っていることがビザの条件です。
  5. 申請書類のうち、過去5年以上の職歴と学歴を日付つきで書いたCVを用意する。Build AI CVで申請用の英文CVを整えておくと、雇用主とのやり取りも進めやすくなります。

482ビザ全体の流れはSkills in Demand ビザ(482)の分かりやすいガイドに、日本で用意する書類は就労ビザの必要書類チェックリストにまとめています。スポンサー付きの求人には、シドニーのPainterの求人のような技能職があり、応募は無料です。フィリピンの読者向けに書かれた482ビザの家族の費用をまとめたPinoyAbroadの英語記事も、家族連れの予算づくりの参考になります。

よくある間違いと避け方

  • 「少しなら分担してもいい」と考える:スポンサーやノミネーションの費用、SAF levyは金額の大小に関係なく、働く人に回すことはできません。
  • 天引きなら問題ないと思う:給料から差し引く形でも、スポンサーの見返りとしてお金を払うことは違法です。
  • 自分には関係ないと思う:申請者自身がスポンサーの見返りを渡していないことも、482ビザの条件です。
  • 相談料とスポンサー代を同じものだと思う:登録移民エージェントへの相談料は正当なサービスの対価ですが、雇用主側にスポンサーのためのお金を払うことは別の話です。
  • 申請料の負担を口約束で済ませる:誰が払うかは、オファーや雇用契約の書面で確かめましょう。

よくある質問

482ビザのスポンサー費用を、働く人が一部負担することはできますか?

できません。内務省は、スポンサーになる費用とノミネーションの費用はすべて雇用主が払うもので、ビザを持つ人や家族に回すことはできないとしています。SAF levyも申請者に回してはいけません。

ビザ申請料の4,015.00豪ドルは、自分で払うものですか?

雇用主に負担が義務づけられているのはスポンサー、ノミネーション、SAF levyで、申請料はその中に入っていません。雇用主が申請料を出すかどうかは雇用主次第なので、オファーの書面で確かめてください。

給料からの天引きでスポンサー費用を返すのは違法ですか?

違法です。スポンサーしてもらうために雇用主にお金を払うことは、給料からの差し引きでも認められていません。ビザの不許可や取り消し、罰金や懲役につながることがあり、申請者自身の482ビザの条件にも関わります。

移民エージェントに相談料を払うのは問題ありませんか?

登録移民エージェントにビザの相談や手続きを頼み、その費用を払うのは正当なサービスです。相手がOMARAの登録簿に載っていてMARNを持っているかを確かめ、書面の契約と領収書を受け取りましょう。

家族4人で行く場合、申請料はいくらになりますか?

夫婦と18歳未満の子ども2人の場合、主申請者4,015.00豪ドル、18歳以上の同伴者4,015.00豪ドル、18歳未満の子ども1人1,005.00豪ドルで、合計10,040豪ドルです。英語試験や健康診断などの費用は別にかかります。

まとめ

  • スポンサーの承認420豪ドル、ノミネーション330豪ドル、SAF levyは雇用主の負担で、働く人に回せません。
  • ビザ申請料は主申請者4,015.00豪ドルで、誰が払うかはオファーの書面で確かめます。
  • スポンサーの見返りにお金を払うことは、天引きでも違法で、自分のビザにも影響します。
  • 登録移民エージェントへの相談料は正当な費用ですが、OMARAの登録とMARNを確かめましょう。

状況はお一人おひとり異なります。相談を予約していただくと、連携する登録移民エージェント(MARA)やニュージーランドの認可移民アドバイザーが、あなたのケースを確認します。

最終確認日:2026年10月25日(上記の公式ページで確認)。

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