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オーストラリアのビザ詐欺・求人詐欺:お金を払う前に見たい7つのサイン

Tips · 2026-11-05 · 9 min read

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オーストラリア ビザ 詐欺 求人。この言葉で検索しているなら、届いた連絡に「本当だろうか」と迷っているのかもしれません。先に結論です。仕事やビザのスポンサーのためにお金を払うよう求められたら、その場で立ち止まってください。ビザを出すのは政府だけで、取得を約束できる人はいません。この記事では、お金を払う前に日本の方が確かめたい点を、政府の公式情報にそって整理します。

ビザを出すのは政府だけ:最初に知っておきたいこと

内務省(Department of Home Affairs)は、オーストラリアのビザの取得を約束できる人はいないと説明しています。ビザや永住権、市民権の取得を約束する人は、あなたを誤解させているとしています。

ニュージーランドも同じです。ニュージーランド移民局(Immigration New Zealand, INZ)は、一時的なビザには永住の保証がなく、詐欺では永住できる可能性が大きく語られがちだと注意しています。

内務省は、オーストラリアに「就労許可証(work permit)」やビザのラベル、Labour Market Impact Assessment という書類はないとも説明しています。これらを用意すると言う人は、詐欺をしているということです。観光ビザやETA(Electronic Travel Authority)では、オーストラリアで働けません。

詐欺のビザ手続きに関わると、被害にあうだけでは済みません。内務省は、詐欺業者を通じたビザの不正に加わった人は、ビザの不許可や取り消しになり、最長10年オーストラリアに入れなくなることがあると説明しています。「だまされた側」でも、リスクは自分に返ってきます。

お金を払う前に見る7つのサイン

次の表は、公式情報から言えることと、先にすることをまとめたものです。1つでも当てはまれば、支払いも書類の送付も止めて、確認を済ませてからにしましょう。

サイン公式情報から言えること先にすること
就職やスポンサーのためにお金を求められるオーストラリアで雇用主にスポンサー代を払うことは違法。ニュージーランドの雇用主も、求人に関する手数料を求められない支払わず、理由を書面で聞く
ビザや永住権の取得を約束する誰も保証できないやり取りを止め、公式ページで確かめる
突然のメッセージ、面接のない採用政府の詐欺情報サイトが挙げる警告サイン求人が実在するか、別の経路で調べる
パスポートやIDの写しをすぐ求められる本物と確信できるまで、送らないよう勧められている送る前に、相手と求人を確かめる
政府を名乗るメールのアドレスが違う内務省は.gov.au、INZはimmigration.govt.nzかmbie.govt.nzで終わるアドレスの末尾と、ウェブサイトのドメインを見る
ビザ申請料を銀行口座に振り込むよう言われるINZは銀行口座への支払いを求めない公式の支払い方法だけを使う
許可されたというビザが確認できないVEVOで見つからないビザは偽物の可能性が高いVEVOやINZのビザ確認サービスで調べる

求人の話で確かめたいこと:お金、連絡手段、パスポート

求人詐欺で最初に出てくるのは、たいていお金の話です。オーストラリアの政府が挙げる警告サインには、WhatsAppやSignal、Telegramなどでの突然の連絡、面接のないまま決まる早い採用、働き始める前の「採用手数料」や研修教材費の請求があります。

オーストラリアの公正労働委員会(Fair Work Ombudsman)は、仕事を得る見返りに、雇用主が不当にお金を払わせる「キャッシュバック」を違法としています。スポンサーの費用も同じで、内務省は、スポンサーになってもらうために雇用主へ払うことは、給料からの天引きも含めて違法だと説明しています。 雇用主が何を負担するのかは、482ビザの費用を解説した記事で整理しています。

ニュージーランドでも、雇用主は仕事の見返りに手数料を求められず、採用にかかった費用を、第三者を通じて間接的に払わせることもできません。認定雇用主就労ビザ(Accredited Employer Work Visa, AEWV)の仕組みは、ニュージーランドの就労ビザAEWVのガイドにまとめています。

パスポートやIDの写しも、相手が本物と確信できるまで送らないでください。オーストラリア政府は、雇用主や人材紹介会社に対して、確信がないうちは送らないよう勧めています。

実在する求人かどうかを知りたいときは、ビザスポンサー付きの求人のように、掲載内容を自分で読み比べられる場所で職種や勤務地を確かめるのも一つの方法です。 職歴を自分でまとめた英文CVを手元に持っていれば、相手に言われるまま書類を送らずに済みます。作成は Build AI CVで英文CVを整える から始められます。 ビザの条件は、Skills in Demand ビザ(482)のガイドと公式ページで照らし合わせましょう。

メールとウェブサイトの見分け方

内務省を名乗るメールでも、アドレスが.gov.auで終わらなければ詐欺です。ニュージーランドでは、INZの公式メールのアドレスは「immigration.govt.nz」または「mbie.govt.nz」で終わり、INZのウェブサイトのアドレスには「.immigration.govt.nz」がそのまま入っています。

オーストラリアのビザを申請する公式のウェブサイトは、ImmiAccountだけです。ニュージーランドのビザが許可された、という書類が届いたときは、INZのビザ確認サービスで本物かどうかを確かめられます。INZはビザの申請料を銀行口座に払うよう求めず、支払いはフォームでのデビットカードかクレジットカード、または認定のビザ申請センターでの支払いに限っています。

エージェントやアドバイザーに頼む前の確認

ビザの手続きは、自分で行うことも、助けを借りることもできます。助けを借りるなら、相手が誰なのかを先に確かめます。オーストラリアでは、ビザの手続きを助ける人は、登録移民エージェント、法律家、または免除された人のどれかでなければなりません。登録移民エージェントは、OMARAの登録簿に載っていて、それぞれ登録番号(MARN)を持っています。MARNもOMARAの登録もないのにエージェントを名乗る人は、正当な相手ではありません。

スポンサーや推薦者、近い家族のような免除された人は、手助けをしてもかまいませんが、料金を取ってはいけません。

ニュージーランドでは、移民に関する助言は、移民アドバイザー庁(IAA)の認可を受けた人だけが、免除された場合を除いて行えます。それ以外の人が助言すれば、犯罪になります。今も認可を受けているかは、IAAの公開登録簿で調べられます。ビザ申請にアドバイザーを使う義務はなく、使ってもINZが審査を優先することはありません。 費用の見通しは、ワーホリと482ビザの費用の比較も参考にしてください。

ワーホリには、もう一つ注意があります。外務省は、ワーキング・ホリデーのビザ申請を請け負う業者(申請代行業者)をめぐって、トラブルの報告があると伝えています。業者を使う場合でも、書類の準備を任せきりにせず、政府や大使館の情報を自分で確かめるように求めています。外務省と連携している民間団体は、今のところないとも説明しています。 ワーホリから就労ビザへの切り替えを考えているなら、ワーホリからスポンサー就労へ進む場合の解説も確認しておくと安心です。

ビザが許可されるまでの間も、内務省は、ワーホリの審査が平均で約3か月になると見込み、許可が出るまで、航空券の予約や、就労、就学の約束をしないよう伝えています。「すぐ来れば仕事がある」という話に合わせて動く前に、この点を思い出してください。

お金を払う前の確認5ステップ

  1. 相手の名前と連絡先を控え、いつ、どんな経路で連絡が来たかを書き留める。
  2. お金や書類を求められたら、その場では返事をせず、いったん時間を置く。
  3. エージェントを名乗る相手は、OMARAの登録簿やIAAの登録簿で、名前と登録番号を調べる。
  4. 求人やビザの話は、内務省、INZ、外務省の公式ページに同じ内容があるかを確かめる。
  5. それでも払うなら、金額と内容を書いた契約書を先に受け取り、支払った後は領収書をもらって、書類と一緒に保管する。

書類を準備する段階では、日本で準備する必要書類のチェックリストが使えます。

よくある間違いと避け方

「みんな払っているから」と考える。相手の言い分ではなく、公式のルールで判断します。スポンサーのために払うことは、オーストラリアで違法です。

メールの表示名だけを見る。送り主の名前が政府の機関に見えても、アドレスの末尾が違えば別物です。.gov.au、immigration.govt.nz、mbie.govt.nz かどうかを見ます。

登録簿を見ずに、紹介だけを信じる。友人の紹介でも、SNSの評判でも、登録の有無は登録簿でしか分かりません。

ビザが出る前に動いてしまう。許可の前に、仕事や住まい、航空券を決めてしまうと、断りにくくなります。公式の案内にそって、許可が出てから動きます。

よくある質問

仕事をもらうために、スポンサー代を払うよう言われたらどうすればいいですか?

オーストラリアでは、ビザのスポンサーになってもらうために雇用主へお金を払うことは違法で、給料からの天引きも含まれます。ニュージーランドでも、雇用主は求人に関する手数料や採用費用を本人に負担させることができません。支払わずに、まず公式ページで確かめてください。

連絡してきた人が登録移民エージェントかどうかは、どう調べますか?

オーストラリアでは、OMARA(移民エージェント登録機関)の登録簿に名前があるか、MARN(登録番号)を持っているかを確かめます。登録簿に載っていないのにエージェントを名乗る人は、正当とは言えません。ニュージーランドでは、移民アドバイザー庁(IAA)の公開登録簿で、今も認可を受けているかを調べられます。

ワーホリのビザ申請を代行業者に頼んでもいいですか?

外務省は、ワーキング・ホリデーの申請を請け負う業者をめぐるトラブルの報告があると注意しています。業者に頼む場合でも、書類づくりを任せきりにせず、政府や大使館の情報を自分で確かめるよう求めています。外務省が連携している民間団体は今のところない、とも説明しています。

届いたビザの許可通知が本物か、確かめる方法はありますか?

オーストラリアでは、ImmiAccountが申請の公式サイトで、許可されたはずのビザがVEVOで見つからなければ、偽物の可能性が高いと内務省は説明しています。ニュージーランドでは、INZのVisa Verification(ビザ確認サービス)で本物かどうかを確認できます。

自分では判断がつかないとき、誰に相談すればいいですか?

ビザの手続きについては、公式ページと、オーストラリアなら登録簿に載った登録移民エージェント、ニュージーランドなら認可を受けた移民アドバイザーに確かめるのが基本です。ニュージーランドでは、ビザの申請にアドバイザーを使う義務はなく、使ったからといってINZが審査を早めることもありません。

公式の情報は、オーストラリア内務省のビザ詐欺のページ、OMARAの案内、INZの詐欺対策のページ、外務省のワーキング・ホリデー制度のページで読めます。

まとめ

  • ビザを出すのは政府だけで、取得を約束できる人はいません。
  • オーストラリアでスポンサー代を雇用主に払うことは違法で、ニュージーランドの雇用主も求人の手数料を求められません。
  • メールのアドレスと、ビザの許可はVEVOやINZのビザ確認サービスで確かめます。
  • エージェントを名乗る相手は、OMARAやIAAの登録簿で調べてから話を進めます。
  • ワーホリの申請は、外務省の注意どおり、情報を自分で確かめながら進めます。

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