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482ビザの年収基準2026:Core Skillsは79,423豪ドル、スポンサー求人の給料はこう見る

Visa guide · 2026-10-31 · 9 min read

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482ビザの年収基準は、2026年7月1日からの1年間、Core Skillsストリームで79,423豪ドル、Specialist Skillsストリームで146,576豪ドルです。この金額は「最低ライン」で、雇用主はその職業の市場水準の年収(AMSR)も支払う必要があります。つまり、求人の給料が79,423豪ドルを少し上回っていても、それだけで安心とは言えません。

この記事では、技能不足ビザ「Skills in Demand ビザ(サブクラス482)」で働くことを考えている日本の方に向けて、2025年度との違い、どの金額がどのビザに使われるか、求人票の給料を見る順番を整理します。金額は内務省(Department of Home Affairs)の公式ページで確かめたもので、円には換算していません。

2026年7月1日からの基準額

内務省は、2026年7月1日から2027年6月30日までに出されるノミネーションについて、次の所得基準を示しています。ノミネーションとは、雇用主があなたをその職業のために指名する手続きです。

基準の名前金額(2026年7月1日〜2027年6月30日)使われるビザ
Core Skills Income Threshold(CSIT)79,423豪ドル482ビザのCore Skillsストリーム、永住の186ビザ(ENS)
Specialist Skills Income Threshold(SSIT)146,576豪ドル482ビザのSpecialist Skillsストリーム
Temporary Skilled Migration Income Threshold(TSMIT)79,423豪ドル494ビザと187ビザ

CSITは、2024年12月7日以降に出される186ビザ(Employer Nomination Scheme)のノミネーションにも使われています。詳しい表は、内務省の給与要件のページで確かめられます。

2025年度からいくら変わった?

基準額は毎年見直され、変更は7月1日から適用されます。2025年7月1日から2026年6月30日までの金額と並べると、次のとおりです。

  • CSIT:2025年度は76,515豪ドル、2026年度は79,423豪ドルです。
  • SSIT:2025年度は141,210豪ドル、2026年度は146,576豪ドルです。

2026年7月1日からの変更なので、もう「最近の変更」とは言えませんが、古い記事や求人の説明にはまだ旧金額が残っていることがあります。数字を見かけたら、どの年度の金額かを必ず確かめる習慣をつけておきましょう。

基準額は「最低ライン」。給料の目安は別にある

Core Skillsストリームでは、Core Skills Occupation List(CSOL)に載っている職業で指名され、その職業のAnnual Market Salary Rate(AMSR)以上で、かつCSIT以上の給料が支払われる必要があります。AMSRは、同じ職場で同じような仕事をする人が受け取っている水準を基準にした「市場の年収」です。

ですから、見るべき数字は二つあります。一つは79,423豪ドルという全国共通の下限、もう一つはその職業と職場に合ったAMSRです。職業によっては、AMSRの方が高くなります。契約書の年収に、どちらも満たす金額が書かれているかを確かめましょう。

職種ごとの最低賃金も別に決まっています。公正労働委員会(Fair Work Commission)は、2026年6月2日に発表した年次賃金改定で、2026年7月1日からモダンアワード(産業別の賃金規定)の賃金を4.75%引き上げました。アワードの賃金は全国最低賃金より高い場合があるため、スポンサー付きでも、アワードの下限を割らない給料であることが前提です。

Core SkillsとSpecialist Skills、どちらになる?

482ビザには、Core Skillsストリーム、Specialist Skillsストリーム、Labour Agreementストリームの3つがあります。どれが使われるかは、日本の方ではなく雇用主が選ぶ形で決まります。

  • Core Skills:CSOLに載っている職業が対象です。シェフや溶接工、電気工など、現場の仕事の多くはこちらで検討されます。下限は79,423豪ドルです。
  • Specialist Skills:ANZSCOのメジャーグループ1、2、4、5、6にある職業で指名され、給料がSSITの146,576豪ドルを満たす場合です。
  • Labour Agreement:政府と雇用主が結ぶ労働協約を使うストリームです。業界ごとの協約や、地域ごとのDAMAなどがあり、条件は協約の内容によって決まります。

応募の段階で、どのストリームを予定しているのかを雇用主に聞いておくと、給料の話が具体的になります。ビザ全体の流れは、Skills in Demand ビザ(482)のガイドにまとめています。

どの年度の基準が使われる?ノミネーションを出した日で決まる

内務省のページに書かれている金額は、「ノミネーションが出された日」がその期間に入っている場合の基準です。ビザの申請日や、日本で求人に応募した日ではありません。たとえば、2026年6月に雇用主がノミネーションを出していれば、旧金額が当てはまります。

日本の方にとって大事なのは、ノミネーションを出す前の「内定」の段階です。雇用主が準備を始めた時期によって、使われる年度が変わります。契約書の年収は、その時点の基準額を満たしているかどうか、雇用主に確認しておきましょう。

求人票の給料を確認する手順

  1. 年収に直す:時給や週給で書かれていたら、1年間の合計に直します。フルタイムかパートタイムか、残業代が含まれるかも合わせて見ます。
  2. 職業とストリームを聞く:応募する職種がどのストリームで検討されるのか、雇用主に聞きます。Core Skillsなら79,423豪ドル、Specialist Skillsなら146,576豪ドルが下限です。
  3. AMSRを聞く:その職業の市場水準の年収はいくらと見ているか、確かめます。基準額だけを見て決めないようにします。
  4. アワードを調べる:産業別のアワードの賃金を確かめ、契約書の給料がそれを下回っていないかを見ます。
  5. 契約書に書いてもらう:482ビザの申請には、双方が署名し日付を入れた雇用契約書の写しが付きます。口頭の約束ではなく、書面で確かめましょう。

給料が書かれていない求人もあります。その場合は、面接の前に給料の範囲を尋ねて構いません。実際の求人票は、ビザスポンサー付きの求人一覧で見られます。たとえばブリスベンのHead Chefの求人のように、勤務地と職種から調べていくと、アワードや相場の見当がつけやすくなります。

給料から費用を引くと言われたら

スポンサーになる費用とノミネーションの費用は、雇用主が負担するもので、働く人やその家族に回すことはできません。技能育成基金(SAF levy)も、申請者に回してはいけないとされています。詳しい金額は、482ビザの費用を整理した記事で説明しています。

さらに、ビザのスポンサーになってもらうために雇用主へお金を払うことは、給料から差し引く形でも違法です。年収が基準を上回って見えても、そこから「手数料」が引かれるなら意味がありません。482ビザの申請者は、過去3年の間にスポンサーの見返りとして利益を渡したり受け取ったりしていないことが条件で、本人にも影響が及びます。

日本の方が準備しておきたいこと

482ビザの申請には、直近5年以上の学歴と職歴を日付と職位つきで載せたCVが必要です。給料の交渉でも、これまでの経験を英語で示せるかどうかが効いてきます。Build AI CVのようなツールで英文CVの下書きを整え、職歴の空白をなくしておくと、書類の準備が進めやすくなります。英語の要件は、482ビザの英語要件の記事で確認できます。

482ビザの申請には、関連する仕事の経験が、指名される職業またはそれに近い分野で1年以上、過去5年の間にあることも必要です。パートタイムやカジュアルの経験は、合計でフルタイムの12か月分になる必要があります。雇用主が給料を示してくれたら、自分の経験がその職業にどう当てはまるかも、あわせて整理しましょう。

どの職種が対象になりやすいかは、スポンサー就労できる職種の記事が参考になります。

よくある間違いと避け方

  • 79,423豪ドルを超えていれば十分だと思う:下限はCSITですが、その職業のAMSRも満たす必要があります。
  • 旧金額の記事をそのまま使う:2025年度のCSITは76,515豪ドルでした。2026年7月1日以降は79,423豪ドルです。
  • ビザの申請日で年度を考える:基準に影響するのはノミネーションを出した日です。
  • アワードを見ない:契約書の給料が、産業別のアワードの賃金を下回っていないかを確かめましょう。
  • 費用を給料から引かれるのを受け入れる:スポンサー代の支払いは、給料からの差し引きも含めて違法です。

よくある質問

482ビザの年収基準は、すべての職種で79,423豪ドルですか?

79,423豪ドルはCore Skillsストリームの所得基準(CSIT)で、2026年7月1日から2027年6月30日までに出されるノミネーションに使われる金額です。ただし、雇用主はその職業の市場水準の年収(AMSR)以上も支払う必要があります。職業によっては、79,423豪ドルより高い額が必要になることがあります。

Specialist Skillsストリームの146,576豪ドルは、どんな人に関係しますか?

Specialist Skillsストリームでは、ANZSCOのメジャーグループ1、2、4、5、6にある職業で指名され、給料が所得基準(SSIT)の146,576豪ドルを満たす必要があります。自分の職業がどのグループか、どのストリームで指名されるのかは、雇用主に確かめるのが近道です。

去年の求人に書かれていた給料が、今年の基準を下回っていたらどうなりますか?

基準額は毎年7月1日に変わります。2025年7月1日から2026年6月30日までのCSITは76,515豪ドルでしたが、2026年7月1日からは79,423豪ドルです。どちらが使われるかは、ノミネーションを出した日で決まるので、古い求人の金額をそのまま信じず、今の雇用主に確かめてください。

雇用主から「ビザ代のかわりに給料を少し下げたい」と言われたら、応じてよいですか?

応じないでください。オーストラリアでは、ビザのスポンサーになってもらうために雇用主にお金を払うことは、給料から差し引く形でも違法です。ビザの不許可や取り消し、罰金、懲役につながることがあり、申請者の側も責任を問われます。迷ったら、内務省の公式ページか専門家に相談しましょう。

年収が基準を上回っていれば、482ビザは許可されますか?

基準額を満たすことは、条件の一つにすぎません。職業がCore Skills Occupation Listに載っていること、関連する仕事の経験が1年以上あること、必要な技能審査や英語の要件など、ほかの条件もあります。オーストラリアのビザは誰にも許可を約束できないと、内務省も説明しています。

まとめ

  • 2026年7月1日からの482ビザのCSITは79,423豪ドル、SSITは146,576豪ドルです。
  • 基準額は最低ラインで、雇用主はその職業のAMSRも支払う必要があります。
  • 基準は毎年7月1日に変わり、ノミネーションを出した日で使われる年度が決まります。
  • スポンサーの費用を給料から引くことは違法です。
  • 給料は、年収に直して契約書の書面で確かめましょう。

状況はお一人おひとり異なります。相談を予約していただくと、連携する登録移民エージェント(MARA)やニュージーランドの認可移民アドバイザーが、あなたのケースを確認します。

最終確認日:2026年10月31日(上記の公式ページで確認)。

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