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オーストラリア留学中にコースを変えたい日本人へ:12か月ルールと2027年7月からの変化

News · 2026-10-06 · 5 min read

オーストラリアの大学で、日本人留学生が相談員と学習計画について話し合う。

留学してから「思っていた勉強と違う」と感じ、別のコースに移りたくなる人は少なくありません。その乗り換えが、これから難しくなります。オーストラリア政府は2026年10月2日、コースを次々に変えて滞在を延ばす留学生への対策と、根拠のない申請を出す一部の移民アドバイザーへの対策を発表しました。日本の方に関わる点を見ていきます。

コースを移るには、別のビザ申請が必要に

新しい仕組みでは、留学生が別のコースに移るとき、そのための別のビザを申請しなければなりません。今のビザのまま、学校の手続きだけでコースを変えることはできなくなります。

これは、以前に発表されたルールに上乗せされるものです。そのルールは、学士や修士の課程から職業訓練の課程に移るような、レベルを下げる変更を止めるものでした。

仕組みが始まるまでは、入学から12か月は移れません

別のビザの仕組みは、まだ始まっていません。それまでの間は、コースを始めてから12か月以内に別のコースへ移ることができなくなります。入学して間もなく「合わないかも」と思っても、すぐには動けないということです。日本で学校を選ぶ段階から、最後まで続けたいコースかどうかをよく考えておきましょう。

2027年7月1日からは、コース変更でビザは延びません

2027年7月1日からは、別のコースに移ることを理由に、学生ビザが延長されることはなくなります。「途中でコースを変えれば、そのぶん長くいられる」という考え方は通用しなくなります。

政府がめざしていること

政府は、一時的な滞在のはずが、ビザを乗り換えながら何年も続いてしまう状況を止めたいと説明しています。今回の変更は、年間300,000人近い純海外移住者数(net overseas migration)を、2028年までに225,000人へ下げるための大きな政策の一部です。新しい法律ではなく、規則(rules)を変える形で進められます。

ブリッジングビザ(bridging visa)にも目が向けられています。次のビザの審査結果を待つ間に出されることがある一時的なビザで、今は400,000人を超える人が持っています。その多くは、別のビザを申請している留学生です。政府はこの数を減らしたい考えです。

学生ビザをめぐる動きは、ほかにもあります。学生ビザの不許可が増えている背景を解説した記事や、学生ビザの見直しが家族に与える影響の記事も合わせて読んでみてください。

移民エージェントに向けた新しいルール案

もう一つの発表は、ビザの手続きを手伝う専門家に関するものです。政府は、事実や法律の面で妥当な根拠がないと分かっている、または当然分かるはずの申請を、移民エージェントが手伝えないようにする案を出しています。内務省(Department of Home Affairs)は、移民分野の弁護士にも同じような問題のある行為の責任をどう問うかについて、意見を聞く予定です。

政府は、問題を起こしているのはごく一部の悪質な人たちだとしています。人生の大事な場面にいる人に、誤解を招く説明やできもしない約束をするやり方です。例として、不許可と不服申し立てだけを目的にした申請や、難民保護(protection)を偽って申請するよう指南するネット広告が挙げられました。

日本の留学生が気をつけたいこと

  • 学校とコースは日本にいるうちによく選ぶ。入学から12か月はコースを移れず、2027年7月1日からはコース変更でビザも延びません。
  • 相談相手の登録を調べる。オーストラリアの移民エージェントは、公式の移民エージェント登録簿(Register of Migration Agents)で調べられます。書類を渡したり契約したりする前に確かめましょう。
  • 結果を約束する話には乗らない。ビザの審査結果を前もって約束できる人はいません。ビザの取得を約束する話や、相場よりずっと高い費用、個人口座への急な振り込みを求められたら、いったん立ち止まってください。
  • 助言と費用は書面でもらう。相談料や移民エージェントへの報酬を払うこと自体は正当です。払う相手は登録移民エージェントだけにして、書面の契約を交わし、領収書を受け取りましょう。

コースを変える前には、内務省の学生ビザ(Student visa)のページで、今のビザの条件も確かめておくと安心です。

勉強より、仕事でオーストラリアに行きたい方へ

「本当は現地で働きたい」という方もいるでしょう。その場合は、コースを変えながら滞在を延ばすより、雇用主によるビザスポンサーで働く道の方が現実的です。なお、ワーキングホリデービザは、雇用主がスポンサーになる就労ビザとは別のビザです。JobsAbroad Japanでは、ドバイのチームが、オーストラリアやニュージーランドで働きたい日本の方を手助けしています。オーストラリアのビザスポンサー付きの求人から探してみてください。応募は無料です。

よくある質問

すでにオーストラリアで勉強していても、関係がありますか?

関係があります。新しい仕組みが始まるまでは、コースを始めてから12か月以内の変更ができません。今のコースを始めた時期と、これからの予定を見比べておきましょう。

2027年7月1日より後にコースを変えると、どうなりますか?

コースを変えたことを理由に、学生ビザが延長されることはなくなります。最初に選ぶコースをよく考えておくことが大切です。

移民エージェントへの新しいルールは、もう始まっていますか?

いいえ、政府が出している案の段階です。内務省は、移民分野の弁護士の責任の問い方についても意見を聞く予定です。どちらにしても、相談する前に登録を確かめるのが基本です。

仕事やスポンサーを紹介してもらうのに、お金を払う必要はありますか?

ありません。仕事のオファーやスポンサーと引き換えにお金を払うことは、オーストラリアでは違法です。払ってよいのは、登録移民エージェントへの相談料や報酬など、書面の契約に基づく正当な費用です。

まとめ

  • 別のコースに移るには、別のビザの申請が必要になります。
  • 新しい仕組みが始まるまでは、入学から12か月以内のコース変更はできません。
  • 2027年7月1日からは、コース変更を理由にビザは延長されません。
  • 移民エージェントへの新しいルールは案の段階で、ごく一部の悪質な人が対象です。
  • 相談する前に、移民エージェント登録簿で登録を確かめましょう。

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