482ビザの申請料は4,015豪ドルに:オーストラリアで働きたい日本人が予算に入れておきたい費用
News · 2026-08-06 · 5 min read

オーストラリアで働くことを考えている方にとって、ビザにかかる費用は早めに知っておきたい数字です。オーストラリア政府は2026年7月1日から、ほぼすべての種類のビザで申請料(visa application charge)を引き上げました。この日以降に出した申請には、新しい金額がかかります。
この記事では、雇用主によるビザスポンサーで働く人に関係の深いビザを中心に、新しい金額と、日本から準備するときに予算に入れておきたい費用を整理します。
雇用主が関わるビザの新しい申請料
まずは、雇用主がスポンサーや指名(nomination)をするビザです。どれも主申請者の分の政府手数料で、単位は豪ドルです。
| ビザ | 新しい申請料 |
|---|---|
| 技能不足ビザ「Skills in Demand ビザ(サブクラス482)」 | 4,015豪ドル(以前は3,210豪ドル) |
| 雇用主指名制度(Employer Nomination Scheme、サブクラス186) | 6,140豪ドル |
| 地方の雇用主スポンサービザ(Skilled Employer Sponsored Regional、サブクラス494) | 6,140豪ドル |
配偶者や子どもと一緒に申請する場合は、家族が一人増えるごとに、別の政府手数料がこの金額に加わります。申請の前に、内務省(Department of Home Affairs)の482ビザの公式ページで、ご自身の家族構成に合わせた金額を確かめておきましょう。
技能移民・学生・パートナーのビザはどう変わったか
雇用主を通さない技能移民のビザも上がっています。独立技能ビザ(Skilled Independent、サブクラス189)は6,135豪ドルです。技能指名ビザ(Skilled Nominated、サブクラス190)と地方技能就労ビザ(Skilled Work Regional、サブクラス491)は、どちらも6,140豪ドルになりました。
学生ビザ(Student、サブクラス500)と学生の保護者ビザ(サブクラス590)は2,500豪ドル、卒業生ビザ(Temporary Graduate、サブクラス485)は5,750豪ドルです。いちばん高いのはパートナービザで、11,710豪ドルです。オーストラリアの政府手数料の中で、もっとも大きな金額です。
親子三人で申請すると、手数料はいくらになる?
たとえば、主申請者と配偶者、子ども一人の家族が独立技能ビザ(サブクラス189)を申請するとします。この場合、政府に払う手数料だけで合計10,745豪ドルになります。
しかも、これはビザの手数料だけの話です。実際には、次のような費用が別にかかります。
- IELTSやPTEなどの英語試験
- 職業によって必要になる技能審査(スキルアセスメント)
- 健康診断
- 警察の証明書(日本の場合は犯罪経歴証明書(Police Certificate / Certificate of Criminal Record))
日本の書類を使う方は、英文の卒業証明書や在職証明書の発行、戸籍謄本など日本語の書類の英訳にかかる手間と費用も見ておくと安心です。どの書類も、氏名はパスポートと同じローマ字表記にそろえておきましょう。
費用が上がっても、技能のある人を求める声は続いている
申請料は上がりましたが、オーストラリアで技能のある働き手が足りない状況は変わっていません。特に人手が求められているのは、大工、電気、自動車などの整備、溶接、シェフ、精肉、空調(HVAC)、看護、エンジニアリング、大型車両の整備といった分野です。条件を満たす海外の応募者に向けた、雇用主がスポンサーになる求人も数多く出ています。
JobsAbroad Japanでは、ドバイのチームが、ビザのスポンサーになる雇用主のもとでオーストラリアやニュージーランドで働きたい日本の方を手助けしています。応募は無料です。気になる職種があれば、ビザスポンサー付きの求人から探してみてください。
よくある間違いと避け方
- ビザの金額だけで予算を組む。家族の分の手数料、英語試験、技能審査、健康診断、書類の英訳を足すと、総額は大きく変わります。
- ワーキングホリデーのままスポンサーを受けられると思い込む。ワーキングホリデービザ(Working Holiday visa)は、雇用主がスポンサーになる就労ビザとは別のビザです。今の職場で声をかけられた場合も、雇用主側の手続きを経て、就労ビザを新しく申請する必要があります。
- 仕事やスポンサーのためにお金を払ってしまう。仕事のオファーやスポンサーと引き換えにお金を払うことは、オーストラリアでは違法です。ビザの相談料や移民エージェントの費用は正当なものですが、払う相手はオーストラリアの登録移民エージェントだけにして、書面の契約を交わし、領収書を受け取りましょう。
よくある質問
2026年7月1日より前に申請していた場合も、新しい料金を払うのですか?
いいえ。2026年7月1日より前に申請していれば、まだ審査が続いていても以前の料金のままです。新しい料金がかかるのは、2026年7月1日以降に出した申請です。
家族を一緒に申請すると、費用はどう変わりますか?
配偶者や子どもを申請に含めると、家族ごとに別の政府手数料が加わります。主申請者の金額だけを見ずに、家族全員の分を足して考えましょう。
ビザの手数料のほかに、どんな準備にお金がかかりますか?
英語試験、技能審査、健康診断などは、ビザの手数料とは別にかかります。犯罪経歴証明書や英文の証明書、日本語の書類の英訳も、時間に余裕をもって準備しておくと安心です。
費用が上がると、オーストラリアで働くのは難しくなりますか?
手数料は上がりましたが、技能のある働き手が足りない状況は続いています。大工や電気、溶接、シェフ、看護などの分野では、雇用主がスポンサーになる求人が出ています。早めに予算を立てておけば、落ち着いて準備を進められます。
パートナービザの申請料はいくらですか?
パートナービザの政府手数料は11,710豪ドルです。オーストラリアのビザの中で、いちばん高い政府手数料です。
まとめ
- 2026年7月1日以降の申請から、オーストラリアのビザ申請料が上がりました。
- 482ビザは3,210豪ドルから4,015豪ドルに、186ビザと494ビザは6,140豪ドルになりました。
- 家族を申請に含めると、一人ごとに別の手数料が加わります。
- 英語試験、技能審査、健康診断、犯罪経歴証明書、書類の英訳も予算に入れておきましょう。
- 仕事のオファーやスポンサーのためにお金を払う必要はありません。
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