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オーストラリアへの移民が過去最多の476,870人:日本から働きに行く人にとって何を意味する?

News · 2026-08-22 · 4 min read

オペラハウスを背景に、シドニーの水辺を笑顔で歩く日本人の男女三人。

オーストラリア統計局(Australian Bureau of Statistics, ABS)が、2026年6月までの新しい数字を公表しました。永住や長期の目的でオーストラリアにやって来る人は、今も増え続けています。新しい生活を始める場所として、世界の中で選ばれ続けているということです。日本からオーストラリアで働くことを考えている方にとって、この数字は何を意味するのでしょうか。

数字で見る最新の状況

統計局の出入国統計(Overseas Arrivals and Departures)の最新版から、永住・長期の目的での純入国者数(入国した人から出国した人を引いた数)を並べます。

期間永住・長期の純入国者数
2026年6月27,030人
2026年1月から6月275,810人
2025-26年度476,870人(年間で過去最多)

これは一度だけの急増ではありません。年間の純入国者数は、ひと昔前の約243,900人から96%増えて、ほぼ倍になりました。長く続いている流れです。

住宅とのずれという課題

過去最多と聞くと、負担の話だと受け取る人も多いでしょう。実際、インフラや住宅の供給は、首都キャンベラでも各州の州都でも真剣に議論されています。同じ年度の住宅の建築許可はおよそ205,249件で、ひと昔前を下回りました。人口の増え方と住宅の供給のずれは、政府や都市計画の担当者、業界が取り組み続けるべき本当の課題です。

数字のもう一つの読み方

一方で、統計の向こう側にいる一人ひとりにとって大切なのは、別の読み方です。オーストラリアは負担があっても、移民による成長を選び続けています。長い目で見たときの経済と社会のメリットが大きいからです。技能を持つ働き手、留学生、家族として移り住む人、人道的な理由で受け入れられる人が、産業の人手を支え、大学の運営を支え、地域を育てています。

過去最多の数字は、受け入れる側と移り住む側の両方で需要が大きいことの表れでもあります。雇用主は今も海外の人材を積極的に採用していて、ビザの審査も完璧ではないものの、大きな規模で進んでいます。

日本から移住や就職を考えている方へ

技能ビザ、パートナーや家族のビザ、留学から就職につながる道などを考えている方は、今回の数字から次の点を押さえておきましょう。

  • 需要の勢いは本物です。入国者が多いことは、一般にビザの受け入れが縮んでいるのではなく、続いていることを示します。ただ、件数が多いと、分野によっては審査の待ちが長くなることもあります。早めに、しっかり準備した申請をすることが、これまで以上に大切です。
  • 政策は急に変わることがあります。移民が世間や政治の大きな話題になると、「是正措置」を求める声も上がります。政府が職業リストや受け入れ枠、ビザ申請料を見直すこともあります。変わってから慌てるのではなく、先回りして備えましょう。登録移民エージェントの助言が役に立つ場面です。
  • 地方や人手不足の分野に道があるかもしれません。住宅やインフラの負担は大都市に集中しています。そのため、地方や経済的に必要とされている分野につながる移住の道には、引き続き政府の後押しがありそうです。

日本で今から準備できることもあります。犯罪経歴証明書(Police Certificate / Certificate of Criminal Record)や、英文の卒業証明書・在職証明書は、早めに用意しておくと、申請のときに慌てずに済みます。書類の名前のつづりは、どれもパスポートのローマ字表記にそろえましょう。なお、ワーキングホリデービザ(Working Holiday visa)は、雇用主によるビザスポンサーとは別のビザです。

審査の流れが変わった点は海外からの申請が後回しになる新しい審査順の記事で、移民の数をめぐる議論は純海外移民についての記事で取り上げています。募集中の仕事はオーストラリアのビザスポンサー付きの求人から探せます。

よくある質問

2025-26年度の純入国者数は何人でしたか?

永住・長期の目的での純入国者数は476,870人で、年間で過去最多です。2026年1月から6月だけでも275,810人でした。

移民が多いと、ビザは取りにくくなりますか?

入国者が多いことは、一般にビザの受け入れが続いていることを示します。ただし、分野によっては審査の待ちが長くなることがあります。早めの準備が大切です。

住宅の問題は、移住とどう関係しますか?

住宅の建築許可はおよそ205,249件で、人口の増え方に追いついていません。負担は大都市に集中しているため、地方につながる移住の道が後押しされる可能性があります。

日本からは何を準備すればいいですか?

犯罪経歴証明書や、英文の卒業証明書・在職証明書を早めにそろえましょう。名前のつづりをパスポートのローマ字にそろえておくと安心です。

まとめ

  • 2025-26年度の永住・長期の純入国者数は476,870人で、過去最多になりました。
  • 年間の純入国者数は、ひと昔前の約243,900人から96%増えています。
  • 住宅の供給が人口の増え方に追いついていないことは、本当の課題です。
  • 政策は急に変わることがあるため、早めの準備が大切です。

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