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ワーホリ延長が抽選に?2年目・3年目を目指す日本人が知っておきたいこと

News · 2026-09-23 · 5 min read

オーストラリアの果樹園を背景に、屋外のテーブルで白い紙を見ながら相談する日本人の男女。

オーストラリアでワーキングホリデーを過ごしながら、「もう1年いたい」と考えている日本人は少なくありません。これまでは、地方での指定の仕事を決められた日数こなせば、2年目、3年目へと滞在を延ばす道が見えていました。その前提が大きく変わろうとしています。

オーストラリア政府は、ワーキングホリデー(Working Holiday Maker、WHM)ビザの2年目と3年目に年間の上限を設け、抽選で選ぶ仕組みに切り替える方針を示しました。観光や農業の業界団体は経済への影響を強く訴えていますが、ここでは働く側、つまりこれからワーホリで渡航する人や、今まさに現地にいる人にとって何が変わるのかを整理します。

数字で見る変更点

来年から、2年目のWHMビザは45,000人、3年目は5,000人が上限になる予定です。2025年の実績と比べると、2年目は21%以上、3年目は80%以上の減少です。

1年目のビザを取ること自体は、これまでとあまり変わらない見込みです。変わるのは延長の部分です。2年目には88日、3年目には179日の地方での仕事が必要な点は同じですが、その日数を満たしても、次は抽選に入るだけになります。条件を満たせば延長できた時代から、当たるかどうかを待つ時代に変わるということです。

立場ごとに考えたいこと

  • これからワーホリ先を選ぶ方:カナダやイギリスなど、ほかの国のワーキングホリデーと比べるときは、オーストラリアで長く滞在できるとは限らない点を計算に入れておきましょう。
  • 1年目の方:地方の農場や飲食店で何か月も働いても、2年目につながらないかもしれません。その時間をかける価値があるか、改めて考えるタイミングです。
  • 2年目の方:3年目の抽選に賭けるのか、帰国や別のビザへの切り替えを考え始めるのか、早めに方向を決めておくと安心です。

まだ決まっていないこと

業界団体は多くの疑問点を挙げており、その中には申請する人に直接関わるものもあります。

  • 抽選はいつ始まるのか。11月の導入が予定されているとされますが、準備の時間はほとんどありません。
  • 枠はどう配分されるのか。ビザの種類ごとか、出身国ごとか、全体で1つの枠かによって、日本から来た人が当たる確率は大きく変わります。
  • すでに地方での仕事を終えた人はどうなるのか。これまでのルールを前提に日数を積み上げてきた人への移行措置は、まだはっきりしていません。

地方で働いている途中の方にとっては、この移行措置が一番の関心事でしょう。次の予定を立てる前に、内務省(Department of Home Affairs)の最新の案内を確かめてください。

代わりの道も用意しておく

延長が約束されたものでなくなった以上、別の選択肢を持っておくことが大切です。オーストラリアで長く働きたい方には、雇用主がビザのスポンサーになる就労ビザという道もあります。仕組みは技能不足ビザ「Skills in Demand ビザ」のガイドで確認できます。日本で身につけた資格や職歴を生かせる方は、ビザスポンサー付きの求人も見てみてください。応募は無料です。

ワーホリ制度の見直しが農場や働く人に与える影響は、ワーキングホリデー制度の見直しを取り上げた記事でも紹介しています。地方の人手不足とビザの関係は、地方の人手とビザの停止をめぐる記事が参考になります。抽選とは関係なく地方での経験を積みたい方は、Seasonal Jobs Australiaで農場や収穫の仕事を探すこともできます。

よくある間違いと避け方

  • 地方で働けば延長できると思い込むこと。これからは、日数を満たしても抽選に参加できるようになるだけです。
  • ワーホリ中の職場で働き続ければ、そのままスポンサーにつながると考えること。ワーキングホリデーは雇用主によるビザスポンサーとは別のビザです。スポンサーを受けるには、雇用主側の手続きを経て、就労ビザを新しく申請する必要があります。
  • 一般的な記事だけで判断すること。この記事も含め、制度の細かい部分はまだ動いています。自分の状況に合った最新の助言を受けてから決めましょう。

よくある質問

1年目のワーホリビザも抽選になりますか?

今回の方針で上限が設けられるのは2年目と3年目です。1年目のビザは、これまでとあまり変わらず取れる見込みです。

2年目と3年目の枠はどのくらいですか?

2年目は45,000人、3年目は5,000人が上限になる予定です。2025年と比べると、2年目は21%以上、3年目は80%以上少なくなります。

地方での仕事の日数は変わりますか?

2年目に88日、3年目に179日という日数はそのままです。ただし、日数を満たしても延長が決まるわけではなく、抽選に参加できるようになるだけです。

すでに88日を終えた場合はどうなりますか?

移行措置はまだ発表されていません。これからの予定を決める前に最新の情報を確かめ、ビザの相談が必要なら登録移民エージェントに、契約書を交わしたうえで依頼しましょう。

まとめ

  • ワーホリの2年目と3年目は、抽選で選ばれる仕組みに変わる予定です。
  • 上限は2年目が45,000人、3年目が5,000人です。
  • 88日や179日の地方での仕事は、抽選に参加するための条件になります。
  • 開始時期、枠の配分、移行措置はまだ決まっていません。
  • 長く働きたい方は、雇用主によるビザスポンサーなど別の道も早めに考えておきましょう。

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